ChatGPTから広告データを分析する方法【開発者モード・無料プランで実機確認】
注意(必読): 本記事で紹介する「開発者モード」はOpenAIが提供するベータ機能です。OpenAI自身が「リスクが上昇します」と明示している機能であり、利用は自己責任となります。接続するMCPサーバーの信頼性はユーザー自身が判断する必要があります。詳細は本文の該当箇所で改めて説明します。
ChatGPTからMCPサーバーに接続して広告データを取得する記事は、いくつか見かけます。ただし、2025年後半に書かれた情報の多くは旧UI(設定→コネクター)を前提にしており、「カスタムMCPは有料プランが必要」と記載しているものが少なくありません。
2026年6月時点での実機確認では、UIが「設定→アプリ」に変わっており、無料プランのアカウントでも接続できました。
本記事では、この新UIに準拠した手順で、ChatGPTの開発者モードを使ってHarubase MCPサーバーに接続し、Google・Meta・Yahoo!・TikTokの広告データをChatGPTから分析する方法を解説します。
目次
この記事でわかること
- ChatGPTの開発者モードとは何か、どんなリスクがあるか
- 新UI(設定→アプリ)でカスタムMCPサーバーを追加する手順(画像つき)
- 無料プランで接続できるかどうか(2026年6月時点の実機確認結果)
- 広告分析の動作確認プロンプト例と出力イメージ
- Claudeとの比較(どちらが向くか)
- よくある質問4問
開発者モードとは何か
ChatGPTの「開発者モード」は、ユーザーがカスタムMCPサーバーをChatGPTに追加できるベータ機能です。通常の「アプリ」設定画面から有効にできます。
ただし、これはOpenAIが明確にリスクを警告しているベータ機能です。
カスタムMCPサーバーを追加する際、ChatGPTの画面には次の警告が表示されます(日本語UIの実際の文言):
「このMCPはまだ、OpenAIによってレビューされていません。攻撃者がデータを盗難しようとしたり、モデルを操って意図しないアクション(データ破棄など)を実行させようとする場合があります。」
また、モードを有効にするとChatGPT側も「リスクが上昇します」と表示します。
つまり、接続先のMCPサーバーが信頼できるかどうかは、ユーザー自身が判断しなければなりません。 OpenAIが審査・保証しているわけではないため、見知らぬMCPサーバーに接続することは避け、提供元・コード・設計が確認できるサーバーのみ使うことを強くおすすめします。
本記事で使用するHarubase MCPサーバーは読み取り専用設計(書き込みなし)ですが、それはHarubaseの実装上の話であり、OpenAIが保証しているものではありません。利用の判断は自己責任でお願いします。
無料プランで使えるか(2026年6月時点の実機確認)
結論から書きます。
2026年6月の実機確認では、無料プランのChatGPTアカウントで開発者モードが利用でき、カスタムMCPサーバーへの接続が完了しました。
過去の情報(2025年後半ごろ)では「有料プランのみ」「Plus以上が必要」と書かれたものが見受けられます。UIの刷新・機能範囲の変更が行われており、現時点では無料プランでも利用できる状態になっています。
ただし、ChatGPTの仕様は今後変わる可能性があります。 本記事の手順が通じない場合は、OpenAIの公式ドキュメントやアプリ画面を直接確認してください。「無料プランで確認した」という点は、本記事の公開時点での事実として明記しておきます。
接続手順(新UI準拠・画像6枚)
Step 1. ChatGPTにログインし、設定を開く

ChatGPTにログインします。アカウントメニューから「設定」を開きます。
Step 2.「アプリ」タブを開き、「高度な設定」へ

設定画面の「アプリ」タブを選択します。ここでChatGPTに接続するアプリ(MCPサーバーを含む)を管理できます。
「高度な設定」をクリックして次へ進みます。
Step 3. 開発者モードをONにする(リスクの警告あり・自己責任)

重要: この画面でOpenAIが「リスクが上昇します」と明示します。開発者モードは、OpenAIが審査していないカスタムMCPサーバーへの接続を可能にするベータ機能です。接続するサーバーの信頼性は自分で確認したうえで、自己責任でONにしてください。
「開発者モード」のトグルをONにします。警告に同意してから進みます。
Step 4.「アプリを作成する」でHarubaseを追加する

「アプリを作成する」をクリックし、以下の内容で入力します。
| 項目 | 入力値 |
|---|---|
| 名前 | harubase(任意) |
| 接続先サーバーのURL | https://connect.haru-base.com/mcp |
| 認証 | OAuth |
「カスタムMCPサーバーはリスクを引き起こします」という理解確認のチェックボックスにチェックを入れ、「作成」をクリックします。
Step 5. ChatGPTにharubaseを追加する

確認画面が表示されます。「harubaseでサインイン」をクリックすると、Harubaseの認証画面へ遷移します。
Step 6. Harubaseの認証画面で許可する

Harubaseの認証画面で、要求されているスコープを確認します。
mcp:read(読み取り専用)のみが要求されます。広告アカウントへの書き込み権限は要求されません。「読み取り専用で参照・書き込みは行われません」という説明を確認したうえで、「許可」をクリックします。
これで接続完了です。ChatGPTのチャット画面に戻ると、harubaseがアプリとして追加された状態になります。
動作確認:広告データを取得してみる
接続が完了したら、実際にチャットで広告データを取得できるか確認します。
以下はプロンプト例と出力イメージです。数値はすべて架空のダミーデータです。
プロンプト例1:先週のMeta広告実績を表にする
先週のMeta広告の実績を表にして。
媒体全体と、キャンペーン別にインプレッション・クリック・CV・CPAを出して。
出力イメージ(数値はダミー):
| キャンペーン名 | インプレッション | クリック | CV | CPA |
|---|---|---|---|---|
| ブランド認知_2026夏 | 142,000 | 2,840 | 18 | ¥8,200 |
| リターゲティング_購入CV | 58,000 | 1,460 | 24 | ¥6,100 |
| 新規獲得_DPA | 94,000 | 1,880 | 14 | ¥9,850 |
| 合計 | 294,000 | 6,180 | 56 | ¥7,713 |
プロンプト例2:4媒体を横断して今月のCPAを比較する
今月のGoogle・Meta・Yahoo!・TikTokのCPAをそれぞれ出して、
一番コスパの良い媒体と悪い媒体を教えて。
出力イメージ(数値はダミー):
| 媒体 | 消化金額 | CV | CPA |
|---|---|---|---|
| ¥280,000 | 35 | ¥8,000 | |
| Meta | ¥196,000 | 26 | ¥7,538 |
| Yahoo! | ¥88,000 | 9 | ¥9,777 |
| TikTok | ¥54,000 | 8 | ¥6,750 |
TikTokのCPAが¥6,750と最も低い状況です。Yahoo!は¥9,777と最も高く、他媒体との差が約¥1,800〜¥3,000あります。TikTokはボリュームが小さいため、まず増額テストから確認することをおすすめします。Yahoo!はクリエイティブまたはターゲティングの見直しを優先すると良いでしょう。
ClaudeとChatGPT、広告分析にはどちらが向くか
MCP接続で広告データを分析するという目的において、ClaudeとChatGPTには現時点で以下のような違いがあります。
Claude(claude.ai) は、MCPサーバーへの接続が「コネクタ」という正式機能として提供されており、設定画面からOAuthで追加するだけで完了します。開発者モードやベータ機能の有効化は不要で、手順がシンプルです。
ChatGPT は、記事執筆時点では「開発者モード」というベータ機能を経由する形になります。接続まで数ステップ多く、OpenAIが明示する警告への理解と自己責任が前提になります。
どちらが上という話ではなく、普段どちらを使っているか・どちらのUIに慣れているかによって選ぶのが実際的です。ChatGPTを日常的に使っていて、Claudeへの移行は考えていないという場合は、本記事の手順で接続できます。
ClaudeからMCPでHarubaseに接続する手順はBigQueryなしでClaudeから広告データを横断分析する構成で詳しく解説しています。
FAQ
Q. 無料プランで本当に使えますか?
2026年6月の実機確認では、無料プランのアカウントで開発者モードを有効にし、カスタムMCPサーバーへの接続が完了しました。ただし、ChatGPTの仕様は今後変更される可能性があります。本記事の手順で進められない場合は、OpenAIの最新のドキュメントや設定画面を直接確認してください。
Q. 自己責任とはどの範囲ですか?
開発者モードは、OpenAIが審査していないMCPサーバーへの接続を可能にします。接続先のサーバーが安全かどうかの判断はユーザーに委ねられます。接続する前に、提供元・接続先URLの正当性・要求されるスコープを自分で確認することを強くおすすめします。特に、見知らぬサーバーや非公式のURLには接続しないことが重要です。本記事ではHarubase(https://connect.haru-base.com/mcp)を使用していますが、それ以外のMCPサーバーについては各自で判断してください。
Q. 読み取り専用とはどういう意味ですか?
Harubase MCPサーバーは、広告APIへのリクエストをデータ取得(GET)のみに限定しています。キャンペーンの作成・編集・停止・削除といった書き込み操作は一切行いません。認証画面で要求されるスコープも mcp:read(読み取り専用)のみです。ただし、「OpenAIがこのことを保証している」わけではありません。Harubase側の実装上の設計として読み取り専用を採用しているという意味です。
Q. 接続後に「レビュー ステータス: development」と表示されますが問題ありませんか?
問題ありません。開発者モードで自分で追加したアプリは、OpenAIの審査を受けていないカスタムアプリとしてすべて「development」と表示されます。これは「あなたのアカウント専用の接続」という意味であり、動作上の不具合やエラーを示すものではありません。OpenAIの公開アプリディレクトリに掲載される審査済みアプリ(approved)と区別するための表示です。
Q. ClaudeではなくChatGPTを選ぶ理由は何ですか?
普段ChatGPTを使っており、Claudeのアカウントを持っていない・移行を考えていないという場合は、ChatGPT経由での接続が実用的な選択肢です。Claudeのコネクタ機能はMCPへの正式対応という点で手順がシンプルですが、「今使っているAIをそのまま使いたい」という実務的な理由でChatGPTを選ぶことは十分に合理的です。GASからの乗り換えを検討している場合はGASでのYahoo広告集計からClaude+MCPに乗り換えた理由と手順も参考にしてください。
まとめ
- ChatGPTの「開発者モード」(ベータ)でカスタムMCPサーバーを追加できます。OpenAIが「リスクが上昇します」と警告するベータ機能であり、接続先の信頼性は自分で確認する必要があります。
- 新UI(設定→アプリ)の手順で、Harubase MCPサーバーに接続できます。
- 2026年6月の実機確認では、無料プランでも接続が完了しました(仕様は今後変わる可能性があります)。
- 接続後は、Google・Meta・Yahoo!・TikTokの広告データをChatGPTのチャットから直接取得・分析できます。Harubaseは読み取り専用設計で、広告アカウントへの書き込みは行いません。
- Claudeはコネクタ正式対応で手順がシンプルですが、普段ChatGPTを使っている場合は本記事の手順で同等のことができます。
Harubaseへの登録・媒体アカウントの接続手順は公式マニュアルを参照してください。
Harubase(ハルベース)
Google・Meta・Yahoo!・TikTokの広告データをChatGPTやClaudeから直接取得できるMCPサーバーです。読み取り専用設計。接続設定は数分で完了します。





ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません