【実機レポ】ClaudeでYahoo広告を自然言語取得!MCPサーバー「Harubase」セットアップとプロンプト集

「Yahoo広告のレポート作成、また管理画面からCSVをダウンロードして、Excelで集計し直すのか…」――そんなルーチンに辟易している広告運用者は多いはずです。本記事では、ClaudeにYahoo広告データを自然言語で聞けるMCPサーバー「Harubase(ハルベース)」を実機で導入し、セットアップから実用プロンプトまでを一気通貫でレポートします。

この記事を読むと、以下がわかります。

  • MCP(Model Context Protocol)とは何か、なぜYahoo広告 × Claudeが今アツいのか
  • Harubaseをclaude_desktop_config.jsonに接続する具体的な手順
  • 明日から使える「Claudeへの広告データプロンプト集」5パターン
  • Free / Lite / Proの料金プランの選び方
  • 実機で感じたメリットとつまずきポイント

対象読者:Yahoo広告(YSA・YDA)を運用するインハウス担当者・広告代理店のディレクター・Claude DesktopやCursorをすでに触っているマーケター。

結論を先出しすると、Harubaseを使えば「先週のキャンペーン別CPAをランキングで」とClaudeに話しかけるだけで、CSVダウンロード・Excel集計の工程がまるごと消えます。定例レポート作業に毎週数時間かかっている方は、Freeプランから試す価値が十分にあります。

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目次

ClaudeでYahoo広告データを自然言語で取得できる時代が来た

2025年以降、生成AIと外部データを安全につなぐ仕組み「MCP(Model Context Protocol)」の普及により、広告データ分析の世界が大きく変わりつつあります。まずは前提知識を整理しておきましょう。

そもそもMCP(Model Context Protocol)とは何か

MCPは、ClaudeなどのLLM(大規模言語モデル)が外部のデータソースやツールに安全にアクセスするためのオープンプロトコルです。MCPサーバーを介して接続すれば、Claudeは「Yahoo広告のキャンペーン実績」「Metaの広告クリエイティブ」といった外部データを、リアルタイムに参照しながら応答できるようになります。

  • 従来:プロンプトに毎回データを貼り付ける必要があった
  • MCP以降:Claudeが必要なタイミングで自分でデータを取りに行く

つまり「データの持ち込み係」をAI自身に任せられるのが、MCPの最大の革新ポイントです。

なぜYahoo広告 × Claude の組み合わせが注目されているのか

Google広告やMeta広告にはサードパーティ製ダッシュボードが豊富にある一方で、Yahoo広告(YSA・YDA)はAPI連携の選択肢が限られており、APIキーの取得・トークン管理・スキーマ整備に技術ハードルがあるという現実があります。

そこに登場したHarubaseのような「Yahoo広告に正式対応したMCPサーバー」は、運用者のデータ分析体験を一気に底上げする可能性を持っています。Claudeに自然言語で問いかけるだけで、YSA・YDA双方の数値を横断的に分析できるからです。

従来の「広告管理画面→CSV→Excel」フローの限界

多くの広告運用者が毎週繰り返しているフローは、おおむね次の通りです。

  • 各媒体の管理画面にログイン
  • レポート条件を設定してCSVをダウンロード
  • Excelやスプレッドシートに貼り付けてピボット集計
  • 媒体横断で見たい場合は手動でマージ
  • クライアント向けに体裁を整えて送付

毎週1〜2時間、案件が多ければ半日コースの単純作業です。ここを「Claudeに一言で聞く」だけに置き換えられるのが、MCPサーバー導入の本質的な価値です。なお、GASでスプレッドシートに自動取得する方法も併用したい方はGASでYahoo広告データをスプレッドシートに自動取得する方法を参考にしてください。

Harubaseとは|Yahoo広告対応のMCPサーバー概要

Harubaseは、Claude Desktop・Cursor・Claude Codeなどから広告データを自然言語で分析できるMCPサーバーです。広告運用者・代理店向けに設計されており、複雑なAPIの知識がなくても、OAuth認証+設定ファイルへのコピペだけで使い始められます。

Harubaseが対応している媒体(Meta・Yahoo広告・TikTok)

2026年5月時点で公式に対応している媒体は次の3つです。

  • Meta広告(Facebook / Instagram)
  • Yahoo広告(YSA:検索広告 / YDA:ディスプレイ広告)
  • TikTok広告

1つのMCPサーバーで3媒体を扱えるため、媒体ごとに別々のスクリプトを書く必要がありません。これまで媒体別に分かれていた取得手段(例:GASでGoogle広告データをスプレッドシートに取得する方法GASでTikTok広告データを取得する方法)と比べると、運用工数が劇的に減ります。

Yahoo広告(YSA・YDA)で取得できるデータ範囲

Yahoo広告については、以下のレイヤーまで取得可能です。

  • アカウント / キャンペーン / 広告グループ
  • キーワード・検索クエリ(YSA)
  • クリエイティブ(YDAの動画素材・静止画素材)
  • 主要KPI(インプレッション・クリック・CV・コスト・CTR・CVR・CPAなど)

特筆すべきはYDAの動画・静止画素材レベルまで取得できる点です。素材ごとのCTRやCVを比較できるため、クリエイティブ改善のPDCAを回しやすくなります。

読み取り専用+GCP東京リージョンのセキュリティ設計

「広告アカウントを外部サービスに繋ぐのは怖い」という懸念に対して、Harubaseは設計レベルでの安心材料を用意しています。

  • 読み取り専用:広告の入稿・停止・予算変更などの書き込み系操作は実装されていない
  • データはGCP東京リージョンに暗号化保存:国外への持ち出しなし
  • OAuth方式:Yahoo広告のIDやパスワードを直接Harubaseに渡す必要がない

誤って予算を書き換えるような事故が構造上起こらないのは、運用者として精神的に大きいです。

【実機】HarubaseをClaude Desktopに接続してみた

ここからは、実際にHarubaseをClaude Desktopに接続するまでの手順を、実測時間と一緒にレポートします。所要時間は実測で約3〜5分でした。

事前準備(Yahoo広告アカウント・Claude Desktop)

必要なものは以下の3点です。

  • Yahoo広告のアカウント(YSAまたはYDA、もしくは両方)
  • Claude Desktop(最新版にアップデート済み)
  • Harubaseのアカウント(Harubase公式サイトからサインアップ)

Claude Desktopの導入がまだの方は、先にClaude Code のインストール方法【完全ガイド】を参考にClaude環境を整えておくとスムーズです。

STEP1: OAuth接続で広告アカウントを連携(実測:約1分)

Harubaseの管理画面で「Yahoo広告を接続」ボタンをクリックすると、Yahoo!JAPANのOAuth認証画面に遷移します。

  • 普段Yahoo広告にログインしているアカウントでログイン
  • 権限スコープを確認して「許可する」
  • Harubaseの管理画面に戻ると接続済みアカウントが一覧表示される

ここまでで約1分。トークン発行や手動コピペは一切不要で、ブラウザだけで完結します。

STEP2: 発行URLとトークンをclaude_desktop_config.jsonにコピペ

次に、Harubase側で発行された「MCPサーバーの接続URL」と「アクセストークン」をClaude Desktopの設定ファイルに記述します。

macOSの場合、設定ファイルは以下のパスに存在します(なければ新規作成)。

~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json

Windowsの場合は以下です。

%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ファイルを開いて、以下のようにHarubaseのMCPサーバー設定を追記します。

{
  "mcpServers": {
    "harubase": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "mcp-remote",
        "https://api.haru-base.com/mcp/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx",
        "--header",
        "Authorization: Bearer YOUR_HARUBASE_TOKEN"
      ]
    }
  }
}

ポイントは以下の3つです。

  • https://api.haru-base.com/mcp/...の部分はHarubase管理画面で発行されたURLに置き換える
  • YOUR_HARUBASE_TOKENはHarubase管理画面で発行されたトークンに置き換える
  • JSONの末尾カンマや引用符のミスに注意(ここでハマる人が多い)

STEP3: Claudeを再起動して接続を確認

設定ファイルを保存したら、Claude Desktopを完全に終了→再起動します。再起動後、チャット入力欄の下にあるツールアイコンに「harubase」が表示されていれば接続成功です。

試しに「接続中のYahoo広告アカウントを一覧表示して」と聞いてみると、Harubaseがツールを呼び出し、接続済みアカウントの名前とIDが返ってきます。

ハマりポイント:設定ファイルのパスとJSONの記述ミス

筆者が実際にハマったポイントは以下です。

  • パスのLibraryはFinderで非表示になっているため、ターミナルから直接開くのが速い
  • 既存のmcpServersがある場合は、その中に追記する形にする(重複定義するとClaudeが起動時にエラー)
  • JSONはコメント不可。試しに// memoを書いたらClaudeが認識しなくなった

「Claudeを再起動しても接続されない」場合は、ほぼ確実にJSON構文エラーです。JSONLintなどでバリデーションすると早く解決します。

ClaudeにYahoo広告データを聞いてみた|プロンプト&結果実例集

接続が完了したら、いよいよ自然言語でのデータ分析です。ここでは実際にClaudeへ投げたプロンプトと、返ってきた集計結果のサマリーを5パターン紹介します。すべてコピペして使えるプロンプト集として持ち帰ってください。

例1: 「先週のキャンペーン別CPAをランキングで」

Yahoo広告(YSA)の先週月曜〜日曜のキャンペーン別CPAを、低い順にランキングで表にして。コスト・CV数・CPAを列に含めて。

Claudeは内部でHarubaseのツールを呼び出し、以下のような表形式で返してきました。

  • 1位:キャンペーンA|コスト¥45,200|CV 18件|CPA ¥2,511
  • 2位:キャンペーンB|コスト¥38,000|CV 12件|CPA ¥3,167
  • 3位:キャンペーンC|コスト¥62,500|CV 15件|CPA ¥4,167

従来なら管理画面→CSV→Excelで10分かかっていた作業が、体感5秒で終わります。

例2: 「コンバージョン数上位の検索クエリTOP10」

YSAの先月の検索クエリのうち、コンバージョン数が多い上位10件を出して。マッチタイプとCPAも一緒に。

キーワードレポートではなく「実際にユーザーが検索した語句(検索クエリ)」をTOP10で抽出できます。新規キーワード追加・除外キーワード設定の意思決定材料として、毎週使える分析です。

例3: 「YDAの動画素材ごとのCTRを比較して」

YDAの先月配信した動画素材ごとに、インプレッション・クリック・CTR・CVRを比較して。CTRの高い順に並べて。

クリエイティブ改善でいちばん知りたい「素材ごとの数値比較」が、コピー&ペーストなしで即出てきます。YDAの動画クリエイティブ単位までAPIで触れるサービスは少ないため、ここはHarubase最大の差別化ポイントの一つです。

例4: 「Meta・Yahoo・TikTokの媒体横断で今月の獲得効率を表で」

Meta・Yahoo広告・TikTokについて、今月のコスト・CV数・CPAを媒体ごとに1つの表にまとめて。最後に合計行も入れて。

これがHarubaseの真骨頂です。3媒体のデータを別々のCSVでダウンロードしてVLOOKUPで結合……という地獄から解放されます。1プロンプトで3媒体集計+合計まで返ってきます。

例5: 「先月比で配信効率が悪化したキャンペーンを抽出」

Yahoo広告(YSA・YDA)のキャンペーンのうち、今月のCPAが先月比で20%以上悪化しているものを抽出して。悪化幅の大きい順に。

異常検知系のプロンプトです。Claudeが期間比較を内部でやってくれるため、「劣化アラート」として毎週流すだけで運用改善の起点になります。

実際に使って分かったHarubaseのメリット・デメリット

1ヶ月ほど業務で実用してみた所感を、フラットに整理します。

メリット:レポート作成時間が体感1/5になった

  • 毎週の定例レポート作成が60〜90分 → 15〜20分に短縮
  • 「あの数字どうだっけ?」のアドホック確認が即時化
  • Claudeに分析の解釈までさせれば、コメント文の下書きまで出る

メリット:複数アカウント・媒体横断の集計が一発で出る

代理店業務で特にありがたいのが、複数クライアント・複数媒体の横断集計です。Google広告MCCのレポート取得のようなクライアント別集計が、Yahoo・Metaも含めて自然言語で完結します。

デメリット:複雑な指示は具体的な指定が必要

「いい感じに分析して」のような曖昧な指示だと、期待通りの集計軸にならないことがあります。期間・指標・ソート順は明示するのが安定運用のコツです。

  • OK:「2026年5月1日〜5月15日のYSAのキャンペーン別CPAをCPA昇順で」
  • NG:「最近のYahoo広告の調子を見て」

デメリット:MCP実行回数の上限を意識する必要がある

プランごとに月間のMCP実行回数上限があります。Freeプランは月30回なので、本気で日常運用に組み込むならLite以上が現実的です。

Harubaseの料金プランと選び方

2026年5月時点の公式プランは以下の通りです。

Free / Lite / Pro プランの比較表

プラン 月額(税込) 接続アカウント数 MCP月間実行回数 主な追加機能
Free ¥0 3件 30回
Lite ¥5,000 10件 500回
Pro ¥9,800 100件 3,000回 週次レポート自動生成

個人運用者・代理店・インハウスチーム別のおすすめプラン

  • 個人運用者・小規模インハウス:まずはFreeで実機検証。本格運用ならLite
  • 広告代理店(10〜30クライアント):LiteかProが目安。週次レポート自動化を使うならPro一択
  • 大規模代理店・媒体横断分析が必須のチーム:Pro(100アカウント・3,000回/月)

Pro限定の「週次レポート自動生成」が便利

Proでは、毎週決まった曜日にClaudeが自動で定例レポートを作ってくれます。「毎週月曜朝に先週分のYSA・YDAキャンペーン別CPAレポートを生成」のような運用に組めるため、定例業務をほぼゼロにできます。

こんな広告運用者・代理店にHarubaseは向いている

毎週の定例レポートに時間を取られている担当者

1回あたり1〜2時間かかっている定例レポートが、Claude+Harubaseで15分以内に圧縮できます。年間で考えると数十時間〜100時間以上の業務削減です。

複数クライアントを抱える広告代理店

Harubaseはクライアント別にアカウントを切り分けて管理できるため、代理店業務との相性が抜群です。Pro(100アカウント)で多くの代理店ニーズをカバーできます。

Claude・Cursorをすでに使っているマーケター

すでにClaude Desktop・Cursor・Claude Codeを業務で活用している方は、ほぼコストゼロで広告分析能力を上乗せできます。Claude Code Agent Teamsの運用ガイドと組み合わせれば、分析〜レポート作成〜社内共有まで自動化することも視野に入ります。

まとめ|Yahoo広告 × Claudeで運用業務はここまで変わる

本記事では、Yahoo広告(YSA・YDA)に正式対応したMCPサーバー「Harubase」を実機で導入し、セットアップから実用プロンプト・料金プランまでをまとめました。

  • OAuth+設定ファイルへのコピペだけで、約3〜5分でClaudeとYahoo広告がつながる
  • 「先週のCPAランキング」「媒体横断の獲得効率表」が自然言語で一発生成
  • 読み取り専用+GCP東京リージョンでセキュリティ面の懸念も最小化
  • FreeプランがあるのでまずはノーリスクでROIを試算可能

「CSVダウンロード→Excel集計」のループから卒業したい広告運用者は、まずFreeプランで自分の主要アカウントを繋いでみるのがおすすめです。1回でも実機で触ると、定例レポート作業に対する見方が変わるはずです。

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アカウント3件・MCP月30回まで無料

OAuth接続+設定ファイルコピペで約3〜5分で使い始められます

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よくある質問(FAQ)

Q1. HarubaseはYahoo広告のどのデータまで取得できますか?

キャンペーン・広告グループ・キーワード・検索クエリ・クリエイティブ(YDAの動画・静止画素材を含む)まで取得可能です。YSA(検索広告)とYDA(ディスプレイ広告)の両方に対応しています。

Q2. Claude DesktopではなくCursorやClaude Codeからも使えますか?

はい、MCPプロトコルに対応したクライアントであれば利用可能です。Claude Desktop・Cursor・Claude Codeの3つで動作確認されており、各クライアントの設定ファイルに発行URLとトークンを記述するだけで接続できます。

Q3. 広告アカウントのデータを外部に渡して大丈夫ですか?セキュリティが心配です。

Harubaseは読み取り専用設計のため、広告の入稿・停止・予算変更などの書き込み操作は一切できません。データはGCP東京リージョンに暗号化保存されており、国外への持ち出しもありません。OAuth方式の認証なので、Yahoo広告のIDやパスワードを直接Harubaseに渡す必要もありません。

Q4. 料金プランはどれを選べばいいですか?

個人や少数アカウントで試したい場合はFree(アカウント3件・MCP月30回)、本格運用ならLite(月¥5,000・アカウント10件・MCP月500回)、代理店や大規模運用ならPro(月¥9,800・アカウント100件・MCP月3,000回+週次レポート自動生成)が目安です。まずはFreeで主要アカウントをつないで業務インパクトを測ってから、上位プランに切り替えるのが安全です。

Q5. 無料で他に使えるYahoo広告のMCPサーバーはありますか?

2026年5月時点では、Yahoo広告(YSA・YDA)に正式対応し、かつOAuth・GUI設定で簡単に導入できるMCPサーバーはHarubaseが代表的です。自前でAPIを叩いてMCPサーバーを構築することも技術的には可能ですが、Yahoo広告APIの審査・トークン管理・スキーマ整備の工数を考えるとHarubaseのFreeプランで試すのが現実的です。